神仏習合の信仰の復興を目指す神仏霊場会（事務局・延暦寺、大津市）は２９日、関西の社寺に呼びかけて設立した新しい巡礼コース「神仏霊場巡拝の道」の巡拝を、９月８日から受け付けると発表した。巡拝に参加する関西２府４県の１５０社寺で専用の朱印帳（１５００円）の発売も始める。 霊場会は３月に発足し、巡拝コースの設定を進めてきた。参加社寺は、発足時よりも２６社寺増えた。京都府内は清水寺（京都市東山区）や下鴨神社（左京区）など５２、滋賀県内は延暦寺や多賀大社（多賀町）など１８の社寺が参加している。
The Kyoto Shimbun News

人はどんなことで、季節の変わり目に気がつくのだろう。庭先や公園に咲く花の移ろいなのか、朝風が運ぶ気配なのか。はたまた店先に並ぶ品々によってなのか▼暦の上では、暑さがやむという意味の「処暑」を過ぎている。不思議なもので、いつの間にか寝つきやすくなった気がする。つい夜風に頼り過ぎて、風邪をひいた人がいるかもしれない。この季節は健康に要注意である▼今年は北京五輪も、季節の変わり目を気づかせてくれる。十七日間、それこそ熱い日が続いた。夢を持ち続け、その実現に努力することの尊さを選手たちが教えてくれた。今は夏の終わりに似た寂しさを感じる▼五輪を経ることで、国内の空気が変わるのではないか。与党内には、こんな見通しを口にする政治家がいたと聞く。年金や原油の高騰など政権にとって不都合な問題が、過去の話になるという期待なのだろう▼確かに報道の量は五輪によって減った。ただし、それで政治への見方が変わるほど、...
The Tokyo Shimbun (Tokyo)

山形県新庄市の夏を彩る「新庄まつり」の本まつりが２５日行われ、歌舞伎や物語の名場面をきらびやかに再現した山車（やたい）２１台が中心部を練り歩いた。前日の宵まつりは雨模様。この日は天候が回復し、にぎやかなはやしの音に街はまつりムードに包まれた。 山車は、子どもたちの「チェレンコヤッサー」の掛け声とはやしに合わせて巡行。各町内の若連が約１カ月かけ製作した山車が通る度に沿道からは拍手と歓声が上がった。
Kahoku Shimpo

暦の上では暑さが峠を越える「処暑（しょしょ）」の２３日、京都、滋賀では小雨混じりの涼しい気候となった。 処暑は二十四節気の一つで、作物の最も大切な成長期にあたり台風が発生し始める時期とされる。 京都市内の最低気温は２２・６度と、９月上旬並みとなった。舞鶴市、彦根市はそれぞれ２２・５度、２１・６度だった。
The Kyoto Shimbun News

暑さが峠を越す時期とされる二十四節気の一つ「処暑」の二十三日、東京都江東区の荒川・砂町水辺公園で、キバナコスモスが咲き始め、河川敷を色づかせている。 キバナコスモスはキク科コスモス属の一年草。本格的な秋の訪れを前に、直径三−五センチほどの黄やオレンジの花を咲かせる。 暦通りに残暑を忘れさせる涼しい気候となったこの日、長袖姿の来園者も。
The Tokyo Shimbun (Tokyo)

２３日は暑さが和らぐころとされる「処暑」。瀬戸内地方は気圧の谷の影響で、岡山県南部では８月に入って初めてまとまった降雨を記録。熱帯夜（最低気温が２５度以上）にもならず、各地で暦どおりの過ごしやすい朝を迎えた。 同日未明の降り始めから正午までの雨量は、新見市新見２３・５ミリ、津山市２０・５ミリ、玉野市１９・０ミリ、岡山市１２・５ミリ—など。玉野市で２６日ぶり、岡山市で２３日ぶりに０・５ミリ以上の雨量を観測した。
Sanyo Shimbun (Chugoku)

２３日は二十四節気の一つ「処暑」。暑さが和らいで涼しくなり始めるころとされるが、22日には鳥取県倉吉市の最低気温が８月としては観測史上７番目となる17．１度を記録。鳥取市、米子市でも最低気温が２０度を下回るなど、暦通り秋が一歩ずつ近づいていることを感じさせた。 鳥取地方気象台によると、各地の最低気温は倉吉市１７．１度（平年２２．２度）、鳥取市１７．３度（同２２．３度）、米子市１８．０度（同２２．６度）−。最高気温も３０度を下回るなど、９月下旬並みの涼しさとなった。
Nihonkai Shimbun

仙台で「広瀬川灯ろう流し」があった２０日の晩は、川風が随分ひんやり感じられた。日中は３２度を超すひどい残暑だったのに。 あれ以来、ずっと雨や低温の日が続いている。多分、あの夜限りで、今年の夏は「店じまい」したのだろう。 きょうは、暑さが収まるころとされる「処暑」。河原でススキが揺れ、夜半には盛んにコオロギが鳴く。暦通りの季節の移ろいだ。
Kahoku Shimpo